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(2)愛媛県内の大学と連携して、教員志望の大学生をボランティアとして養成したい。
(3)当大洲青年の家の主催事業「教員を志す青年のつどい」の参加者からボランティアを募集する。
8 広報用パンフレット(児童生徒用、保護者用)の作成及び広報
(1)パンフレットはわかりやすい内容にするため児童生徒用と保護者用の2種類作成した。
(2)児童生徒用については堅いイメージを避け、読みやすく、親しみのもてるものになるよう工夫した。また、若々しさや優しさ、温かみのある挿絵、活動中の写真、詩を入れ、心のぬくもりを表現した。
(3)平成8年12月上句に愛媛県教育委員会、大洲市及びその近隣地域の市町村教育委員会、小・中・高校を訪問、2種類のパンフレットを配布、事業内容を説明し理解と協力を依頼した。
また、県内の大学、報道関係(新聞、テレビ、ラジオ)等へ周知し協力を依頼した。
9 活動記録簿及び活動報告書の様式と活用
(1)活動記録簿として『あゆみ』を作成。児童生徒の活動の状況や様子を実行委員が記入する。担当者がローテーションで交替するため、児童生徒の変容が次回の担当者にわかるように、引き継ぎ事項を重視した様式となっている。
(2)活動報告者として『生活記録』を作成。活動した日時、内容、起床時間、食事(朝食をとったかどうか)について記入し、毎月学校に送付する。
(学校で出席日数に換算する場合の資料としても利用できるもの。)
10 不登校対応事業と連動した主催事業の展開
(1)大洲市『フラワーパークおおず』と連携して『ファミリー農園体験』(大地の恵み)を計画している。この事業は大洲市から貸与される体験農園を利用して、日帰りと宿泊を組み合わせ種まきから収穫まで、農園体験をとおして、不登校児童生徒と一般の児童生徒との交流及び親子のふれあいを深めることをねらいとしている。
(2)大洲市教育委員会との共催で『鴾ケ森の生活−ヘンリー・D・ソローの森の生活−』を計画している。小学生(5年生以上)、中学生、高校生を対象に、8月に6泊7日で実施する。この事業はアメリカの清貧の思想家ヘンリー・D・ソローにならい、異年齢の子どもたちが共同して、森の中に自然木を利用して家を建て、そこに住む体験をとおして、協力することの大切さ、思いやり、自然との共生など、日頃、身近な場所では味わうことのできない感動を得るなど、子どもたちの心と生活に「うるおい」を与え、『生きる力』の育成をねらいとしている。
11 職員の意識改革と当青年の家の機構改革
(1)社会教育に携わる人間として、不登校問題にどう取り組んでいくか、職員の共通理解と指導力の向上を図るために、全職員参加による、事例研究やカウンセリング演習など実践的な内容を持った研修会(学習会)を開催している。
(2)特に、不登校児童生徒対応事業の実施に伴い、より一層、事務の合理化、省力化を図り、専門職員・庶務・会計といったこれまでの業務分担を見直し、当面、暫定処置として、事務組織を再編し、弾力的な対応

 

 

 

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